美味しい話と美味しいラーメン、ここにあります!独立のリスクを最小限に抑えられる方法とは?!
written by ダシマス編集部


飯山 勝也さん
有限会社天辺ダッシュカンパニー 広報・マネジメント・人事・アートディレクター。 デザイナーとして入社し、広報活動と店舗の管理、人事管理、工場の管理補佐を行う凄腕の持ち主。 天辺ダッシュカンパニーのカッコいいHPも飯山さん作成とのこと。 ”独立をより身近なものに感じてほしい”という思いのもと、人事活動も兼任している。

小林 裕人
インビジョン株式会社の営業担当。 そろそろ1歳になる愛娘にメロメロの良きパパ。 強面な見た目とは裏腹に社内でも社外でも常に自然体なナチュラル人間。
茨城県つくば市を中心に複数の人気ラーメン店を経営する「有限会社天辺ダッシュカンパニー」。茨城県民では知らない人はいない(⁉)ほどの名店揃いの会社が、なんと今回独立支援を始めるんだとか!
今回は広報担当の飯山さんに、天辺ダッシュカンパニーで独立するまでの流れや会社の内情まで、根掘り葉掘り伺ってきました!
と、その前に、そもそも飯山勝也がラーメン屋に転向したワケ
小林:はじめまして、飯山さん!会社のことを伺う前に、飯山さんのことを教えてください。
飯山さん:はじめまして、小林さん。有限会社天辺ダッシュカンパニーの飯山勝也と申します。
本日はよろしくお願いいたします。
何でも聞いてくださいね。
小林:はい、ではまず、飯山さんの入社のきっかけを教えてください!
飯山さん:この会社に入ったのは8年前、30歳のときでした。
同級生だった社長がうちの会社が大きくなるには広告が必要だと言って僕をデザイナーとして誘ってくれて。
その前は印刷会社でデザインやってて、さらにその前は中古の車屋さんで働いてました。
小林:デザイナーでもある飯山さんのデザインスキルはどちらで身に付けたんですか?
飯山さん:デザインの専門学校に行ってたんです。途中でやめちゃったんですけどね。
そのときの、バイトが面白くて、面白くて。僕、車屋さん辞める25歳くらいまで結構やばかったんですよね(笑)
黒歴史です(笑)
バイトの子の面接とかすると、みんなしっかりしてるなぁって感動しますもん。
自分と比べたらなんでも許せちゃうから、器はデカい方だと思います(笑)
実際、専門中退も黒歴史も、今の取り組みにかなり活かされていますよ。
小林:中古車販売から印刷業界を経て、今はラーメン業界という全く違う世界に来られて、抵抗とかはなかったんですか?
飯山さん:そんなになかったですね。うちのラーメンって僕が入ったときからそこそこ有名で。
既に人気のある商品・お店だけど、僕がデザイナーとして入って
売り方や見せ方を変えられたらもっとブランド力が上がるんじゃないかって。
そう考えたら柄にもなくワクワクしてきちゃいました。
それで、広報もやるようになりました。
小林:その広報の飯山さんが、これからここに記事を書いていくわけですね。
飯山さん:そうなんです!天辺ダッシュカンパニーの魅力や施策、働く人にもスポットを当てていこうと思います!コツコツ書いて、楽しさがみなさんに伝わるように頑張りたいです!
よろしくお願いいたします!
天辺ダッシュカンパニーだからこそできる、リスクなしの独立支援とは
小林:さて、今日の本題ですが、これ本当ですか!?1年で「のれん分け」できるってすごいですね!
飯山さん:1年は最短ですけどね。カリキュラムを組んであるので、そもそも経験者や知識がある人は
1年で可能だと思います。むしろ、長いかもしれませんね。
小林:カリキュラムがあるんですね!どんなことをするんですか?
飯山さん:カリキュラムは基本一緒に勉強していきましょうってスタンスでやります。
まず、調理や接客、店舗管理。
モノの売り方、人の購買心理。
モチベーションの上げ方、店主の在り方。
食中毒とその対応。
クレーマーの対応、ご意見の考え方。
セントラルキッチンの商品の使い方。
天辺ダッシュカンパニー式PDCAと実践。
環境整備。
決算書の見方。
社長、のれん分け店主との話。
経営計画書の作成。
などを行います。
小林:おお!結構ありますね!独立には必要なんですね!
飯山さん:そうだと思います。これは、経営に必要なものから、実際にのれん分けで問題になったり、
他の店主との話し合いで必要性を感じたものを取り入れています。
「失敗しない店主になるために」がコンセプトです。
小林:なるほど!そもそも「のれん分け」って、社員の方がお店を買うんですか?
飯山さん:基本的には、条件を満たした社員が、売れているお店を買うことになります。
だいたいですが、1000〜2000万くらいではないでしょうか?
小林:2000万!?「のれん分け」ってロイヤリティとはありますか?
飯山さん:2000万は立地が良くて、利益がスゴイ出ているお店ですね。
2000万は決して高くありませんよ。だって、店の立ち上げ、スタッフの教育、顧客に確保、そして利益、すべて出来ていますから。
あとは、今まで通り、運営すればいいだけ。
お店の経営を圧迫しますから、ロイヤリティはありません。
もちろん、初期費用とかもないですよ。
その分、売り上げ対策に回して欲しいですね。
小林:ん?それって、会社に旨味あります?お店は持っていた方が得ですよね?
飯山さん:そうですね。月々売り上げがあるわけですから、手元に置いていた方が会社にはいいです。
理由は、店舗展開が1番の狙いです。
実際の仕組みは、
つくば製麺という、セントラルキッチンを弊社で持っていますから、
のれん分け店に納品する工場の商品の利益だけですね。
つくば製麺の大口の顧客づくりとでも言うのでしょうか。
あとは、独立したいって言うから(笑)
夢は叶えて欲しいですからね。
小林:のれん分けの仕組みは分かりました!では、独立はいいんですか?
飯山さん:そうですね、独立もいいですね。
端的に言うと、美味しいものを広めていきたいですね。僕、ひいき目なしにうちの商品ってかなり魅力的だと思ってるんです。
スープも麺も美味しいですし、それに加えてスープのパターンが1000くらいあるから、
組み合わせ次第でもっと美味しいラーメンが作れるだろうし。
だからうちの工場を使った運営の仕方も流行るんじゃないかと思っていて。
小林:なるほど!なんか、面白そうですね!
飯山さん:働いている僕がこれだけ魅力的に感じてるってことは、
まだうちに関わったことのない人の中にもいいと思ってくれる人はいるんじゃないかな、と。
もちろん利益を増やしていきたいっていうのは前提としてありますけどね。
小林:僕の茨城の友人もめちゃくちゃうまいって言ってたんですよね~。東京には出店されないんですか?
飯山さん:ありがとうございます!人がいればもちろん東京にもお店出したいですよ!(笑)
小林:そしたら、ゆくゆくは東京でお店持ちたい!っていう人も歓迎だったりします?
飯山さん:もちろん大歓迎です!!!
のれん分けだとどうしても茨城近郊になっちゃうんですけど、独立支援っていう形だったら、
1年間茨城で修業みたいな感じでカリキュラムをこなしてもらって、好きな場所で独立してもらうのも全然ありです。
だから都内に限らず全国どこでも大歓迎です。
小林:のれん分けじゃなくても、独立したい人も、カリキュラム受けられるんですか!?
飯山さん:もちろん!1年で辞めてもいいですよ。それでも、しっかり仕事やカリキュラムも勉強もしますよ。
独立しても、工場と取引しなくてもかまいません。それは、自由ですよ。
小林:独立って聞くと勇気というか、思い切りが必要なイメージなんですが、安心できるようなサポートはされてるんですか?
飯山さん:今はリスクを取りたくない人が増えてるんですよね。とくに今は。
脱サラしてラーメン屋!っていうのがブームになってたときはめちゃくちゃ増えたんですけど。
サポートで言うと、まずはカリキュラムを通して、しっかり勉強してから独立できるところが大きいんじゃないかな。
一人でお店出したら勉強とか言ってられないし、思い切って始めてみても失敗したら自分の給料が減っちゃうし。
うちだったら納得いくまで勉強してもらって構わないし、どんぶり一杯でも僕が試食してアドバイスみたいなこともできるので、
一人じゃないっていう安心感はあると思います。
小林:一人じゃないと思うと、気が楽になって独立もしやすいですね!
一般的な独立が”一発勝負”だとしたら、うちだったら”保険をかけられる”というか。
リスクがあっても対処できたり未然に防げることの方が圧倒的に多いと思いますよ。
何よりスープが1000パターンあって、麺の種類も豊富ですから!(笑)
失敗しても何度でも商品を変えて試作ができるので、諦めは悪くなるかもしれません(笑)
挑戦できるモノがあれば、失敗ではなくなります!
茨城県外にも出店して美味しいラーメンを届けたい!仲間を募集中!
小林:天辺ダッシュカンパニーさんはどんな人で構成されてるんですか?
飯山さん:ラーメン店舗の社員は21人。バイトも含めると全部で約80人、男女比は8:2くらいかな。6割ぐらい20代、30代の若手ですね。バイトは10代の子もたくさんいますよ!
小林:どんな社風なんですか?
飯山さん:ガツガツしてる人が成長しやすい環境かなと思います。
何かをやりたいっていう場合には背中を押してやらせてあげています。
「限定メニューやりたい」とか「試食会やりたい」とか。
話を出してくれたら何でも聞くし、喜んで協力もするので、もっと意見を出す店長が増えてくれたらと思いますね。
工場との関係も良好で、協力的だし、デザイン部もありますし、広告は僕がやりますし、
やりたいことのバックアップは整ってます!
小林:独立支援するならそういう人がいいですよね。
飯山さん:そうですね。
今の現状に満足してしまっている店長も多いので、もっと自分の成長を感じたい系の人を全力で応援したいです。
ガツガツっていうと、ハキハキしてて元気が良くてスポーツやってて、みたいな印象があるけど、決してそういうのではなくて。
「もっとこうしたい」「もっとこうなりたい」っていう意志がある人と働きたいなと思います。
小林:高校や大学を卒業したばかりの若い人でもいいんですか?
飯山さん:18歳以上であればむしろ若い人の方がいいと思いますよ。
何歳から独立しても結局お給料は一緒なので、その人のためにも20代、30代のうちから動いた方がいいんじゃないかな。
むしろ社長は23歳で独立してますので、狙っていって欲しいと思います。
小林:最後に、この先どんな会社にしていきたいですか?
飯山さん:1年間で1、2店舗増やしていけるような体制にしていきたいと思ってます。
そのためには、人ですね。ひとりひとりの成長が重要です!
あと、本当にうちのラーメンうまいんで、後悔はさせませんよ!
小林:飯山さんの仲間が増えて、東京にお店ができるのを楽しみにしてます!(笑)
今日は素敵なお話をありがとうございました!飯山さんの記事楽しみにしています!